こんにちはしらすです。
非日常入院ライフについて今日は病院の様子とかシャワーの話とかをまったり書いていこうかなと思っていたんですが急展開です。
明日出産となりました。
運命を分けたエコー検査
昨日エコーを診てもらいましたが、やっぱり胎児の成長は止まっているそうです。
頭の大きさなどは週数通りですがお腹周りがかなり小さいとのこと。
胎盤も見せてもらいましたがもうあまり機能していないことが分かりました。
妊娠高血圧腎症による胎児発育不全でほぼ間違いありません。
先生が言うに「妊娠高血圧症になったから胎盤に問題が起きた」というよりは「胎盤に問題が起きたから妊婦の血圧が上がる」のだそうです。
もちろん急激に体重増やしてしまった自分にも大いに原因があるとは思ってるけどね…。
幸いお腹の子は元気そうで体重が小さい以外は特別問題はないようです。胎動も感じます。
今日で38週なのでそういった意味では週数を稼げていたのが不幸中の幸いだったと言えます。
「口唇口蓋裂は心疾患などの合併症も多いと本で読んだのですが…」と伺いましたが
「それはそう。なのでその点も踏まえて慎重に診てるけどそれでも問題はなさそう」と言ってもらえて少し安心しました。
ただこれ以上お腹の中にいても胎児が今後成長することはほぼないとのこと。
だったらお腹の中で経過を引っ張るよりも外に出してしまった方がいいとの判断になりました。
たまたま明日の無痛分娩の枠が空いたそうなのでそこで出産!という流れになりました。
お産は突然にーー・・・
まだ10日近くは様子見入院する気満々だったので突然の出産宣告に非常にメンタルが動揺するしらす。
これ以上胎児が育たないということは2500g以下の低出生体重児確定です。
口唇口蓋裂持ちで哺乳もうまくできるか分からないのに産まれてきてからちゃんと栄養とって体重増やせるんだろうか?
持ち前のネガティブクイーンを炸裂して悪いことばかり考えてしまい涙は止まらないわ心臓はバクバクいうわ。
この宣告のすぐあとに助産師さんが血圧を測りに来たんですが160を超えるほどの爆上がり。
いやそうもなるがな
「ちょ、ちょっと突然色々言われて動揺してしまって…」と言うと察してくれたのかまた数時間後に血圧を測りに来てくれました。
少し落ち着いたのか(高いっちゃ高いけど)だいぶ下がりました。いやぁ体は正直(笑)
やっぱりこれ以上引っ張っても私の血圧が良くなることもないので双方(子・母体)にとって明日がベストタイミングという判断になりました。
ちなみに高血圧では自然分娩に体が耐えられない可能性大なので無痛分娩一択です。
ですが、出産中容態が急変すれば緊急帝王切開コースも全然ありえます。
「どの出産方法が良いんだろう〜」なんて選ぼうとしてた過去の私をブン殴りたいですね。
お前(ハイリスク妊婦)は選べる立場にないぞ!!
昨日はメンタル崩壊でした
入院1日目はまだ非日常感を味わって本読んだりブログ書いたりして楽しんでいたんですが、
2日目にしてもう死んでました。
ほぼ丸一日ベッドに横になりながらスマホであれやこれや不安なことについて検索魔になってしまっていました。
やっぱりネットサーフィン良くないですね。どうしても不安を煽る文言が目立ちます。
調べていたのは主に口唇口蓋裂の合併症や妊娠高血圧腎症における障害について。
口唇口蓋裂という先天異常が既にある上に、更にリスクを高める妊娠高血圧腎症になってしまった現実にずっと囚われていました。
もっと食事に気をつけていれば。安定期に安静にしていれば。こんなことにはならなかったかもしれないのに。
不安障害が限界まで来ていて昨日はほとんど泣いて過ごしていました。
他人がいるから気を張っていられるなんて全然嘘でした。全然ダメでした。
ブログタイトルで「向いてない」と公言してるくらいなので「どんな子でも受け入れる」なんて覚悟、私には全然なくて。
ベッドしかないシンプルな病室で良くない考えはどんどん飛躍。
口唇口蓋裂以外にも何かあったらどうしよう。
重度の障害があったらどうしよう。
産まれた瞬間、私たち夫婦の生活・人生は一変してしまうかもしれない。
この不安障害も受け継ぐかもしれない。
楽しい育児イメージなんて微塵も浮かばず。
ハンデだらけの子の育児に苦しんでる未来しか見えない。
こんなこと思うくらいなら初めから妊娠なんてしない方が良かったのでは?
夫婦2人で生きていく選択を貫いていれば良かったのでは?
産まれてくる子供の立場になんて全然立ってあげられず。自分のことでいっぱい。
本当出産前日のここまで来ても向いてなさを大発揮してる自分にも嫌気がさします。
読んでて不快になった方がいたらごめんなさい。でもどうしようもない本音でした。
マタニティブルーというかもはや鬱病に近い感じでした。
これ絶対産後うつにもなりそうだよね…自覚はしている。
昔からの友人には「しらす絶対産後うつになりそう」って言われてるし。(フラグ)
母から言われた一言
マイナスなことを考えれば考えるほどお腹にも良くない!更にリスクを高めてしまう!と思って気分転換に母に電話しました。
夫もメンタル繊細タイプなので黒々しい不安を吐露して夫までネガティブな方に引っ張りたくなかったんですよね。
なのでポジティブオバケの母に助け舟を出しました。
色々なリスクが重なって不安でしょうがないこと。
出産後に対して何一つ良いイメージが持てないこと。
もう産まれてきて欲しいのか産まれてきて欲しくないのかわからない。怖い。と話しました。
昔から私の不安障害と向き合ってくれた唯一の人なので親身に話を聞いてくれました。
その中で一番響いた言葉がありました。
「不安な気持ちは分かるよ。
でもこの世に産まれてくるときぐらいさ"おめでとう!"って言ってあげようよ!
せっかく産まれてくるんだからお母さんから"おめでとう!"って言ってあげなさいよ!」
あ"〜〜〜その通りだよなぁってなりました。
「胎動はあって今のところ元気そう」という話をした際も
「ほら。あんたがメソメソ泣くから"僕は大丈夫だよ!元気だよ!"ってちゃんと伝えてくれてるじゃないの。少しは信じてあげなさいよ」と言われてハッとしました。
人嫌いなのでお腹の子に対しても結局母性なんか持てないまま出産前日まで来て
自分の保身ばかり考えてビービー泣いてるようなポンコツ女にも、子はずっとメッセージを発してくれていたのかもしれない。
そんなこと今まで考えもしなかった。
でも逆子になったときも「空気読めよ〜!w」と話しかけたら元に戻っていたり、
エコー時に頑なに顔(口元)を見せなかったのも、不安にさせないよう子なりに気を遣ってたのかもしれない。
(お腹の胎児にまで気を遣われる30代女って…とも思ってしまったけど)
お腹の中なんて意思疎通も取れない生命体でしかないくらいに思ってたけど、そんなことなかったのかもしれない。
電話を切ったあと初めて本気でお腹にメッセージを送りました。
「そっちはそっちで頑張ってたのかぁ。全然知らなかった。ごめんね。明日は一緒に頑張ろうね」
本当に初めて対人間として話しかけた気がします。
産まれてからの不安は勿論膨大にあります。
合併症、口蓋裂の有無、高血圧症の予後、考えればキリがありません。
受け入れてるつもりでも産まれてから子の口唇裂の口元を見るのも怖いです。
でもせめて産まれる瞬間ぐらいは「おめでとう」と言ってあげられるように。
この世に出てくる子が私から聞く初めての言葉が「おめでとう」になるように。
出産時はそれだけに意識を集中させようと思います。
余談
ちなみに今日1/17(子の誕生日となる前日)は実家で飼ってた愛猫の命日なんですよね。
以前noteの方に書いたんですが色々あって人嫌いが加速した代わりに私はとても猫が好きです。
うちのメス猫は22歳の大往生で4年前亡くなりました。老衰でした。
一人っ子の私にとって姉のような妹のような存在であり家族でした。
実は産まれてくる子の名前も色々意味はありますが、
うちの猫からインスピレーションを受けて決めたところもあります。(夫了承済)
大きな病気一つせず、皆に愛されて、自由気ままに生きて大往生したうちの猫のようになって欲しい意味が込められてます(笑)
妊娠発覚時の予定日が1月31日。そこから当初の計画無痛分娩予定が1月25日に変更。
「うちの猫の命日に被ってきたら運命感じちゃう!とか思ってたけどさすがにそれはないかな」
と思っていたらまさかの命日翌日に急遽変更になるとは。
こと妊娠系に関してスピっぽいこと言うのあまり好きではないんですが、ここまで来るとやっぱり
「うちの猫が自分の命日に合わせてきたな…!?」とどうしても思ってしまいます。
ちなみに麻酔科の先生が水曜休みなのでうちの猫の力を持ってしても命日当日に合わせるのは無理だったんだなと思っちゃいました(笑)
うちの猫が空から見守ってくれてるのかなと思うと心強くなりました。
明日夫に家にある猫の分骨持ってきてもらおう。お守りに持っておこう…。
…というなんとも感情ジェットコースターメンタルバグ女ぶりを恥ずかしげもなく露呈してお恥ずかしいですが、ついに明日出産となりました。
今日の夕方から子宮口を開く器具を入れるみたいで(そしてそれが結構痛いみたいで)もう戦々恐々としてますが頑張ります。
次はいつブログ更新できるか全く未知数ですが落ち着いたらまた更新したいと思います。
はー怖い!頑張る!怖い!頑張る!(笑)
ではではかしこかしこでございます。
良かったらクリック・読者登録よろしくお願いします!