向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

息子に対する今の想い

はいさいこんにちはしらすです。

前回の出産レポから大体2週間程度経ちました。

生きてますか?死んでます!!!!(笑)

出産して以来、突然異世界にワープしたんじゃないかレベルに生活が一変してしまい

ブログに書きたいことが光の速さで山積みになってどうにもこうにも処理しきれません。

 

とりあえず今までのざっくりとした流れを説明すると

出産後、低体重児だった息子はそのままNICUへ入院。

そこから毎日決められた時間にNICUへ通い、子の様子を見に行く日々がスタート。

ですが弊息子、口唇口蓋裂を持ちながらも哺乳のスキルが高く産後4日でまさかのNICU卒業。

そんなに早くNICUを卒業できると思ってなかったので嬉しいながらも驚きのしらす

そこから怒涛の3時間おき授乳の母子同室がスタート。

初めは慣れない授乳・ゲップ出し・オムツ替え・沐浴も、深夜早朝関係なくスパルタのように3時間おきにやるので今ではだいぶできるようになりました。

1日8回トライ&エラーの繰り返しです。

子は口唇口蓋裂のため直母が苦手なので今はスキンシップ程度に留めています。

搾乳した母乳とミルクを哺乳瓶で与える混合授乳が中心です。

 

私は緊急帝王切開となったため産後9日間の入院となりました。

術後1日目は痛みで何ひとつまともにできずひたすら号泣。(もうメンタルがぶっ壊れてる笑)

2日目からは痛み止めをしながらなんとか歩けるまでに回復。その後も経過は順調です。

息子の経過も順調で晴れて母子共に退院できました。

そして実家での育児がスタート。

基本は実母と二人三脚の育児。夫は週末のみ実家に通い1泊する形で過ごしています。

助産師さんという名のプロがいない中での子育てはやっぱり躓くことも多いです。

低体重を気にしてミルクを飲ませすぎてしまってギャン泣き。

今度は逆にミルクを減らしすぎてしまってギャン泣き。

こちらも日々トライ&エラーの繰り返しです。

他、通常の育児に加えて口唇口蓋裂のサポートケアも必要なのでそこもなかなか上手くいかずギャン泣き。

深夜3時に子も私も大声あげてギャン泣きしたり、夫と共に朝5時まで一睡もしないであやしたり。

冒頭にも書いたけど本当突然違う世界に放り込まれたみたいに日常が変わってしまって慣れていくのに精一杯です。

 

そんな中、生後2週間と経たず口唇口蓋裂の専門病院への通院もスタートしました。

初めての外出が1ヶ月健診だという赤ちゃんも多い中、こんなに早い時期から外出が必要になってしまって息子には本当にごめんねという気持ちです。

些細なことで壊れてしまいそうな小さな赤子を抱えての外出にめちゃくちゃ緊張したり、

今後の通院頻度の多さにクラクラしたり、まだまだ気の抜けない日々が続いています。

通常の育児も分からないことだらけですが、口唇口蓋裂のサポートも分からないことだらけ。

今はX(旧Twitter)で同じ口唇口蓋裂の子を持つ親御さんや子供が同じ疾患の従兄弟にとにかく沢山のアドバイスを頂きながらなんとかやっていっています。

また、純粋な育児とは別に様々な手続きや早速予防接種予約のお知らせなんかもきててぶっちゃけ「ちょっと待ってくれ」状態(笑)

次から次へとやることや課題が降ってきて毎日夫婦(+実母)で奮闘しております。

そんな感じで今日に至っている次第です。

 

いやぁ大変!大変すぎますわ!!!

 

よく「大変だけど子の寝顔を見たら疲れも吹っ飛びます!」みたいな言葉を見かけたりしますが

いやいや疲れは吹っ飛ばないわ。寝ないと吹っ飛ばない。何も考えないでボーッとしたい。寝たい。って感じです(薄情)

実母とよく「新生児育児大変すぎる…明日になったら小学校3年生くらいになってねーかな」とか話してるくらいです。

 

息子に対する想い

とはいえ息子に対する想いも私なりのペースですがゆっくり募っていっています。

出産直後は2〜3秒ほどしか顔を会わせることのなかった息子。

翌日術後の痛みを引きずりながらNICUに会いに行き、初めてゆっくりとその姿を見ることができました。

 

なぜだか涙が出てきて止まりませんでした。

なんの涙なのか明確には説明できないけど、ちゃんと「可愛い」と思えたことにすごく安堵したのを覚えています。

母性らしい母性なんてなにひとつ持ち合わせてなかったから「可愛い」と思えるかずっとずっと不安でした。

ましてや外見に関わる疾患を持っているので尚更不安でした。

でも目の前でスヤスヤ眠る息子は私にとって間違いなく「可愛くて大切な存在」でした。

 

妊娠中、お腹の子なんて気にもかけず好きなように出かけて脳貧血で倒れまくったこと。

その上、高血圧腎症を起こしてお腹の子に十分な栄養を分けてあげることすらできなかったこと。

それなのに私は子の合併症や口唇口蓋裂以外にも障害があるんじゃないかの心配ばかりして

最後の最後まで子のことを信じてあげることすらしなかったこと。

そんな最低な母親なのにこの世に産まれてきた息子は、

哺乳が苦手な特性なのに一生懸命ミルクを飲んで皆が驚く速さでNICUを卒業したこと。

小さい体ながら手足は大きく、合併症もなく丈夫に産まれてきてくれたこと。

いつまで経っても私は子供のことなんか考えず自分にかかる負担ばかり考えてるのに

そんな私に「心配しなくても僕はちゃんと元気に生きてるよ!」って全身で伝えてくれてるみたいでした。

産まれたばかりでこんなに小さいのに、新生児なんてまだ自分の意志すらない生き物だと思ってたのに

こんなにも強く自己表現してくれてる息子の生命力や意志の強さに正直圧倒されました。

こんなに強いメッセージを常に発してくれていたのにずっと気付けなくてごめんね。

息子の寝顔を見るたび、そんな気持ちでいっぱいになりました。

 

「だったらその強い意志に私も応えなきゃ」

万年睡眠不足で病み寸前ながらもなんとか育児できてるのはこの理由が1番大きいかなと思います。

「私は母親だから」なんて意識は今もそんなにないです。

帝王切開だからかもしれませんが「自分が産んだ」感覚はあまりなく「突然目の前に現れた」感の方が強いし(笑)

「私は母親だから」「自分で産んだ我が子だから」というよりも

こんなに小さい存在なのに全身全霊でしっかりと自己表現できる彼を単純に「1人の人間」としてとても尊敬するし好きだなって思いました。

基本人間は嫌いだけど「好きだな」って思える人間はサポートしてあげたい。困ってるなら助けてあげたい。

できるなら苦しんでる姿は見たくない。笑っていてほしい。

これが母性なのかと言われればそうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

向いてないけど母親になった私の今の息子に対する気持ちはそんな感じです。

 

こんな意識で大丈夫なのかどうなのか不安っちゃ不安だけど率直に思うのがこれだからまぁしょうがない。

バンバン人に頼りながら(笑)今後もなんとかやっていこうと思います。

めっちゃ雪降った後なのに明日も通院だ〜〜行けるのか〜〜〜!!?!(現実)

 

短めだけど今日はこの辺で!

ではではかしこかしこ。

 

↑息子が産まれた日の空

 

 

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