向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

目つきの悪さに救われた話

店長に「何かあったら怖いから」と言われ、嫌々ながら最近から職場でもマタニティマークをつけるようになりました。

私が職場でマタニティマークをつけるのが嫌なのにはいくつか理由があって。

その1つが今までは関係のある人にだけ妊娠したことを知らせておけばよかったのに、つけることによって職場のほぼ全員に知られてしまうこと。

それによって前回記事に書いたようなことを根掘り葉掘り聞かれたくないと思っていたことでした。

humukimama.hatenadiary.com

でもそんなことなかった

私はスーパーで働いているので周りは噂話が大好きなオバ様方ばかり。

マタニティマークをつけて出勤するようになって数日。

もっと囲まれて色々聞かれるかと思いきや、不思議とあまり聞かれることはありませんでした。

ネットではよく「言われたくもないことをたくさん言われた・聞かれた」なんて事例がたくさん挙がってたので戦々恐々としてたんですが、

1人〜2人に「あら、オメデタ?おめでと〜」とは言われましたがその程度。

 

「人は案外他人を見ていない」なんて言葉もありますからわざわざ人の胸元についてるマークなんてそうそう見ないか、と勝手に納得していました。

こんな環境でも案外そんなもんなのかなどと能天気に思ったりしてたんですが、違いました(笑)

 

オバ様方はちゃーんと私の胸元のマークを把握していましたが、本人(私)には直接聞かず

私が休みの日に私の身近なパートさんなどに根掘り葉掘り聞いてたみたいです(笑)

 

あとから同部門のパートさんに聞かされました。

しらすチーフが休みの日に"え!おたくのチーフ妊娠したの!?"”いつ!?前から知ってたの?”とかめちゃくちゃ聞かれるんですよ〜〜」「俺も」「私も」と続々(笑)

「なんで私本人に直接聞かないんかね?」と疑問を投げたら、付き合いも長くツーカーの仲ぐらいのパートさんがズバッと

「いや、あんた怖いからでしょ(笑)」と。

 

そうでした私怖いんでした〜〜〜〜〜!!!

 

普段のしらす

職場という組織の中で自分を俯瞰して見たときに「怖い」か「怖くない」かで言えば怖いと思います。

元々背もでかいし(168cm)、幼少期からずーーっと言われ続けているんですが目つきも悪いです。

初対面の夫の私の第一印象は「なんて目つきの悪い子なんだろう」だったらしいです(笑)

おまけに気も強い。まぁ強い。化粧も濃いめなので「大人しい」とはかけ離れた存在なのは自負してます。

 

職場でも、今の時代は「怒らない上司」が重宝されるのは重々承知の上でなにか問題があったり部下に非があるような場合はかなりしっかり怒るようにしています。

仕事をナメてかかって時間通りに出勤してこない、無断欠勤する、ダラダラ仕事をすることによって周りに迷惑をかけるアルバイトには大きな声を出すこともあります。

その代わり、自分が一瞬でも悪いと思ったら上下関係なくすぐ頭を下げて謝ること。問題点のみ注意してその他の場面では怒りの感情は一切出さないこと。は心に決めています。

 

背景には自分が一人娘であまり怒られないで育ってきたこともあって、アルバイトなどで社会に出たとき相当苦労した経験があったからです。

俗に言う打たれ弱いクソガキでした(笑)

大学卒業して本当の社会人になったときにこれでもかというくらいに周りに怒られて、これでもかというくらいに落ち込んだり反抗したりしてきました(笑)

あのときボコボコに怒られておいて良かったなという思いがあるので、時代が古いといわれるかもしれないけどどうしても「怒らない上司」にはなりたくなかったんですよね。

 

まぁそのお陰で正直評判は「怖い」です(笑)

 

でもそのイメージのおかげで「それでもここで一緒に仕事をしたい」と思ってくれてるメンバーだけが残ってくれたし、

本部からも「この店の部門の人は他店舗と比べても1,2位を争うくらい仲良く穏やかにやってるよね」と言ってくれました。

もちろんそれは一緒に働いてくれる皆がこんな私の下でも一生懸命仕事してくれるからに尽きるので本当大感謝ですが。

 

まぁその恐ろしいイメージのお陰で他部門の人は「下手なこと聞いてはいけない」という予防線ができててあまり聞いてこなかったんだなということに気付きました。

 

自分の「怖さ」に感謝

私はこれ、なんだかんだありがたいことだなって思ったんですよね。

 

だって要するに多かれ少なかれ「この人には何聞いたって怒らないだろうからいいや」って驕りがあるから

プライベートなことでもずんずん踏み込む質問を根掘り葉掘り聞いてきたりするんですよね。

でもそれが「なんか変なこと聞いたら自分が嫌な目に遭うかも」って思ったらそこは慎重にいくじゃないですか。

そのガードマン的な役割を私の滲み出る「怖さ」が果たしてくれてるんだなって思いました。

 

それって別に悪いことではないよなって思ったんですよね。

本当は誰に対してもプライベートな質問をするとき「こんなこと聞いたら相手はどう思うかな」って慎重になるのが当然だと思うんですよ。

それを「しなくてもいいや」って相手を軽視することは本来やったらいけないことですよ。

それをさせない武器みたいなものって単純に持ってた方がええやん?って思いました。

私の耳が届かないところだったら別に何言ってたっていいんですよ。

要するに聞いてる本人は無自覚でも直接攻撃してこないでねという話。

 

よく「女性」であるからこそ危険な目に遭う場面ってたくさんあるじゃないですか。

代表的なものが痴漢だと思うんですけど。

高校時代もすごく華奢で優しそうな子が「電車で触られた最悪」とか「駅からつけ回された」とか「エレベーターで密室になったら抱きつかれた」とかよく言ってたんですよ。

先日も友人が「スーパーで突然変なジジイに絡まれて懇々となんか言われた。多分私がゆるキャラみたいな見た目してるから言いやすかったんだろうなムカつく〜」と言ってました。

 

私学生時代を通してマジでそういう経験がほぼ一切ないんですよね。

 

よく周りの女子同士で「あるある〜!」って言い合ってて、横で一緒になって聞いてましたがいつも「へぇ〜そういうもんなのかぁ…」ってなんだか別世界のことのように思ってました。

当時から背がデカくて変わらず目つきが悪くて、ソフトボールやってたのでガタイも良かったんです。(今もガタイ良い)

ギャルに憧れてたこともありそんな感じの格好をしてました。髪もオレンジだったし。

「華奢」とか「優しそう」なんてタグが到底つかないような女でした。

 

そしたらねぇ、まぁ〜そういう目には遭わない。

 

当時は私だけが痴漢されない…女の子としての魅力がないんだな😢と謎の落ち込みをしてましたが(笑)

今になって思うけど友人たちの言う「相手を選んでやっている。弱そうな子を選んでいる」というのはそういうことだったんだなとすごくしっくりきています。

 

「怖さ」の弊害

とはいえ、怖く見られることの弊害ももちろんいっぱいあります。

なんといっても嫌われやすい。

最初の印象だけで近付いてこない人が山ほどいます。

 

イメージだけの問題じゃなく、私自身の性格もなかなか強いのと悪いのが原因ですが

とにかく嫌われやすかったです。

好かれる人には好かれるけど嫌われる人にはとことん嫌われることが多かったです。

何もしてないのに最初から敵意剥き出しで突っかかってくる人もすごく多かったです。

話してみて和解することが多いですが、第一印象がとにかく悪いみたいです。

 

でもなんだろ、物心ついた頃からそうだったのでなんというか慣れました。

変な言い方だけど嫌われ慣れた。

人に嫌われることが通常モードすぎてあまりどうも思わなくなりました(笑)

最初から好意的な人がいると「この人珍しいな…?」って思うくらい。

 

『262の法則』

「262の法則」というのがあって

『2割の人は、自分がどんな行動をとっても自分のことを嫌いになる。
6割の人は、自分の行動によって好き嫌いが分かれる。
2割の人は、自分がどんな失敗をしても自分のことを好きでいてくれる。』

というやつです。聞いたことがある人も多いと思います。

 

どんなに嫌われようとも不思議と気が合って仲良くしてくれる人はいました。

10人いたら8人くらい私のことを「怖い」って言って遠ざけるけど残り2人は「え?別に怖くなくね?ただのアホだよね笑」と言って遊んでくれる人がいつも一定数いました。

夫もこんな顔も性格も怖い女なのにすごく大切にしてくれます。なぜか。

よく「あなた変わり者だよね」って言うけど。大感謝。

 

だからこの嫌われやすい怖いオーラを私は直すつもりはありません。

怖がる人は怖がればいいし、嫌う人は嫌えばいい。

何したって嫌う人は嫌うけど、好きでいてくれる人は必ず一定数います。

これからも仕事で注意する必要がある場面では容赦無く注意するだろうし。

大丈夫な人だけ近くにいてくれたらいいよ。

1人になったらなったでどうにか動いてみるし。という感じ。

 

だからこの風貌の悪さには助けられています。ありがとう。という話をしたかったんだけど、なんか色々脱線しちゃいましたね。

まぁいいや。それではかしこかしこ。

 

 

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