向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

「教育」が好きという話

こんにちはしらすです。

今日は仕事の話。

 

自己紹介でも書きましたが私はスーパーマーケットでデイリー部門のチーフをしています。

主な仕事は売場の管理・計画、パートさんアルバイトの管理・指導などなどです。

よく歩きよく動く仕事です。

米20kgや2Lペットボトル6本入の箱をあっちこっちに運んだり、常に売場を歩き回って平均歩数は15000歩/日です。

 

妊娠してからは当然そんな仕事はできないので今は一歩退いた立場で働いてます。

その代わりチーフの代役として3年目(なんだけど中途なので年齢は上)の男性社員が配属になりました。

社内でも「できる」と噂されてるやり手の人で、やる気もあってすごく良い人です。

今は他部門の応援や事務作業をしながら、私が産休に入ったら独り立ちすることになる彼への教育を主にしています。

教育といっても元々「できる」と言われてる人なので

あまりこちらからあーだこーだ言うのも嫌かなと思ってもちろん必要な教育はするけどあまりビシバシせず控えめに教えていました。

「ここもここも直してほしい部分はあるけど最初は皆こんな感じだし、ここは目を瞑っておこう」みたいな部分も結構ありました。

 

ただ先日、本部のトレーナー(俗に言う教育担当)の人が来て

「彼は将来有望な人だからしらすさんどんどん教育してあげてね!今のままではできる奴だけど"そこそこできる人"で終わってしまう。

彼も僕たちももっと売上の高い大型店舗でもできるチーフになることを望んでるからそこはしっかりとお願いします」とお願いされました。

 

お願いされたら遠慮する必要はないな!とこちらも気持ちを切り替えました。

実は数ある仕事内容の中でも「教育する」ことが私は結構好きなんですよね。

人によってこういう言い回しの方が伝わるかな?とかこういうアプローチだとどうだろうか?とか考えるのがすごく好き。

もちろん失敗することもあるけどそれがピタッとはまって相手が少しでも成長してくれたりしたらすごくやりがいを感じます。

ありがたいことに本部からも「人を使ったり、人に教えたりするの上手なタイプだよね」と言われてたのでそれが活かせる場面になるとすごく楽しい。

 

彼自身もすごく上昇志向があってやる気のある人だったので

多少ビシバシ教えても逆に燃えるタイプだろうなと判断して、翌日から割とビシバシ教えるようにしました。

取り急ぎ今まで黙ってたけど内心思ってたダメ出し30個以上を箇条書きにして渡してじっくり話し合いながらフィードバックするところからスタート(笑)

読み通り彼は「こういうの求めてました!ありがたいです!」と言ってガンガン改善する方向を見せてくれました。

こういう読みが当たるのも楽しい。

もちろんたくさんダメ出しされるとただただ落ち込んじゃう人もいるのでそういった場合は逆にどういうアプローチが良いんだろうって考えるのもまた楽しい。

久々に「仕事した!!!」という気分になってその日はすごく楽しかったです。

 

最近はありがたいことにいつ体調不良で休んでもいいようにあまり責任のない仕事をずっとやる日々が続いててだいぶモチベーションが下がっていたところでした。

不妊治療中は「自分がいないと部門運営に支障をきたす」ことが心身負担になってたところもあったんですが、それが一切ないとそれはそれでこんなにも張り合いないんだって改めて実感しました。ワガママな女よ(笑)

性に合う合わないの問題だろうけど多少責任ある立場の方が負担大きいけど私にとっては楽しいんだなって最近特に思い知ります。

 

先日、仲の良い先輩(1歳上の女性)に呼ばれて食事に行きました。

(「直接妊娠報告せんかい!!」とのお達しで笑)

既に本部でサブバイヤーをやられてるバリバリ仕事できる人です。

そこで「これは確定じゃないからもちろんオフレコなんだけど、しらすが産後復帰したら本部トレーナーにさせたいって話が出てる」話を聞きました。

マジか!それは嬉しい。

教育自体を仕事にできるのはめちゃくちゃやりがいのあることです。

妊活前から社内での飲み会では「いつかやってみたい!」ってずーっと騒いでたしね!(笑)

そして何より不妊治療中ずっと行き止まり状態だった自分のキャリアが

逆に妊娠したことによって動き出せる形にできたことはすごく嬉しかったです。

 

これから後輩となる下の女の子達が妊娠・出産を理由にキャリアを諦めなければいけない状況はどうしても打破したかったんですよね。

実際私の数少ない女性先輩でも産後復帰後全く畑違いの部門に異動させられることも普通にありました。

そういうのってすごく今後の女の子達が将来について足踏みしてしまう要因になってしまう。

そりゃもちろん確定した訳ではないけどその突破口を作れるのだとしたら嬉しい。

 

でも同時にすごい不安もありました。

幼い子抱えてそんな仕事できるのか…?

本部勤務になると当然高速乗ってあっちこっち店舗巡回することにもなる。

仕事をとって育児がおざなりになりはしないだろうか?

どっちも取るなんて大層なことキャパの狭い私にできることなんだろうか…?

先輩には「どうなるか分からないし、今から考えてもしょうがないことだよ。

ましてや産まれたら"子供可愛い!もう仕事どうでもいいや!"ってなるかもしれないし。

未来はどうなるか分からないよ」と言われました。確かに。

なので変に不安がっても変に期待してもしょうがないのでとりあえずのところは何も考えないようにしました。

そんなことより貧血問題解決しろっつー話だ

 

でも今回の出来事、今後の育児に少し希望が見えた出来事でもありました。

私は人嫌いで人間の世話なんて苦手中の苦手で到底できるものじゃないと今でも思ってるけど「教育」には興味があるなと思えるようになりました。

大多数の人は新生時期の赤ちゃんが可愛いとよく言いますが、私はむしろ子が小中学生になって意思疎通が取れるようになって

周りのことや自分のことで悩んだり苦しんだりしたときに声かけしたり、

どういったアプローチで臨むことが子にとって1番良いんだろうとか考えるのには結構やりがい持って取り組めるんじゃないかなと思えました。

おむつ交換とか離乳食作りとか生命維持活動はおそらく絶対苦手だけど(笑)

心身成長活動の手伝いくらいは少しできるかもしれない。

 

私も思春期時代、それはそれは精神状態が不安定な子供でよくパニック発作を起こしたり心療内科にお世話になったりと大変なときがありました。

そんなときでも母は落ち着くまでずっと向き合って、たくさん本を読んで私の不安について勉強してくれて

様々な本の引用や例え話・持論など角度を変えてはアプローチしてくれてました。

そういった経験があるので同じようなことをもしかしたら私もできるかもしれないなと思ったりなんだり。

逆に陽キャすぎて悩みなんてなにひとつないです!!みたいな子供に育ったら陰キャな私はどうしたらいいか困惑しそうだな(笑)

 

不安の中に一筋見つけたこれからの子育ての希望でした。

それにしてもトレーナー業やっぱ憧れるな。

どっちもできたらそれに越したことはないけど。はてさてどうなるやら。

そんなことより貧血をだな

 

 

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