向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

子育て現場の生の声を聞けて良かった話

どうもしらすです。

先日、久々の定期妊婦健診でした。

今のところは特に問題なく順調だそうです。良かった。

「足が長いね〜」と言われました。腹の中の時点でそんなことわかるんや!

私の家系が割と足長族なので夫は「そっちに似て良かった〜」と申しておりました(笑)

顔は夫に似て欲しい!(ブスだから私には似るな)

 

母親学級最終回にて

さて先月で毎週怒涛のようにあった全3回の母親学級が終わりました。

最終回の3回目では以前母親学級に参加されていて、いま生後2~3ヶ月の子がいる先輩ママ5名と円を囲んで話しする時間が設けられました。

質問タイムも設けられました。

普段日本人って公の場で挙手して質問する人って少ないイメージですが、今回ばかりは大事な機会なのでどの人もたくさん質問をしていたのが印象的でした。

 

その中の話の流れで1人のママさんが

「大変なことも勿論ありますが、子育て楽しいですよ!」と言っていたのがすごく印象に残りました。

楽しい、かぁ〜。正直考えたこともなかったな(笑)

コンプレックスの問題、キャパの問題、仕事のこと、これからの日本のこと…。

ニュースは虐待死の話題が多いし、SNSにはたくさんの「子育て辛すぎ」ワードが飛び交うし。

そういう小難しいことをたくさん考えてたんだけどシンプルに「楽しい」と思ってる人もいるんだ…と目から鱗でした。

そりゃそうですよね。というか純粋に「楽しい」と思ってる人の方がきっと圧倒的に多いよね。

今まで「小さな子を育てる母親」という存在と全く接点がなかったので(前も言ったけど私の周りで子供いる人はほぼ皆無)

面と向かって「子育ては楽しい」と言ってる人に出会えた機会はすごく貴重でした。

画面の向こうだけじゃない生の声大事ーーー…!!

 

以前読んだ本だかネットに「子育ては20年かけた新人教育プロジェクト」と書いてあるのを目にしました。

確かに仕事に置き換えたら「20年がかりの新人教育」という大型プロジェクトに取り組むのは面白そうだし、やり甲斐ありそうだなと思える。

聞こえは悪いかもしれないけど私も夫も「子育ては人生最大の暇つぶし」だと思ってる節があって、確実に子供を作る理由の1つにはなってます。

(以前そのことを母親に言ったら「"暇つぶし"にしてはちょっと大変すぎるけどね笑」とは言ってた)

 

モデルの下田美咲さんの持論は以前より常々同意。

(有料記事なんですが一応載せておきます。前は無料で全部読めたんだけどなぁ)

note.com

まぁ、なのでもうちょっとシンプルに考えても良いのかなと少し肩の力が抜けました。

 

今からの日本で子育てするって超ハードモードなのは確かなんだけれど、

「20年スパンの大型新人教育プロジェクト」に取り組むってだいぶ暇つぶしになるし面白そうじゃん!と純粋に思ってても良いのかなって思えました。

 

ベテラン保育士さんから見た生の「お母さん」の姿

話は変わり、先週母親学級とは別の講座みたいなものにも参加してきました。

市の保育士さん主催で妊娠や子育て全般について話せる交流会のような感じでした。

私の他に3人の妊婦さんが参加されてて、勤続20年以上のベテラン保育士さんが司会進行をしてくれました。

ちなみに自己紹介で「楽しみにしていることはなんですか?」と聞かれて、皆「子供と⚪︎⚪︎してみたい」といった内容を話してたのに

私だけ「とりあえず出産が終わったら寿司を食べたいです」と言って見事浮いた(笑)

 

開催場所は地域の人が子を自由に遊ばせて良い児童館のような場所で、小さな子供がたくさんいました。

なんか妊娠してからというもの今まで縁も所縁もなかった人・場所・環境に出向くことが一気に増えてすごく新鮮です。居心地は慣れないけど(笑)

妊娠の時点で既に自分の世界が広がっていくのを感じて、それはお腹の子に感謝だなと思いました。

 

その会でも質問コーナーが設けられ、皆色々と質問をしていました。その中で少し年齢の話も出ました。

現役のベテラン保育士さんに質問できる機会もそうそうないな!と思い

「今のお母さんの年齢層ってどんなものなんですか?」と気になっていた質問をぶっこみ。

すると「今の時代は本当にマチマチ。10代でママになった方もいれば40代の方も普通にいますよ。強いて言うなら30代が多いですが、それでも本当に皆バラバラ」と言っていました。

重ねて「昔に比べると本当に"家族の形"が多様化したのを実感しています。

共働きの方、専業主婦の方、シングルの方、あえて籍は入れない事実婚の方、旦那さんが外国人の方…スタンダードな形はないほどに皆さんバラバラです」とも言っていました。

 

『多様化社会』とよく耳にはするものの自分の周りではあまり実感はなく、年齢ばかりに囚われてるところがありました。

でも20年以上保育の現場を見てきた方の生の声を聞けたことで「本当に時代は変わってきてるんだ」とすごく実感しました。

昔なら確かにコンプレックスになったようなことでも今の時代だと実はすごくちっぽけな悩みなのかもしれない。と、これまた少し肩の力が抜けました。

やーっぱり画面の向こうの情報だけじゃダメですね。生の声大事!

私たちがよく思い浮かべる「当たり前の家族の形」は現場ではとっくのとうに変容を遂げていたんだなぁと感じました。

 

保育士さんの涙

会は滞りなく終わり、最後の方はなんとなく井戸端会議のような雰囲気になりました。

もっとベテラン保育士さんから見た視点を知りたいと思い、世間話程度に

「私は今まで仕事ばかりしてたせいもあるのか現時点でもあんまり母性が湧きません。

責任持って育てようとは思ってますがお腹の子に話しかけるとかもしてないし、

皆みたいに愛情深い母親ができる自信もないです。こんなんでも大丈夫なんでしょうかね」と聞いてみました。

多くの「お母さん」を見てる方から見て今の自分が一体どう映るか聞いてみたかったんですよね。

 

そしたら「今の人は昔に比べて皆仕事してるから本当に偉い。そう思っちゃうのも無理ないよ。当然のことだと思う」

「それでもあなたがこうやってこういう場に来てくれたのが私は嬉しい」と言って下さいました。

保育士さんはそのまま昔の話をしてくれました。

「私は子供が大好きだから保育士になった。若い頃は、保育園に来るお母さんたちもみんな子供のことが大好きなのが当たり前だと思ってた」と。

でもあるとき旦那さんに「あなたが子供大好きで保育士になれたのはすごく幸せで素晴らしいことだと思う。でも皆が皆そうじゃないと思うよ。子供が好きではないお母さんたちだってきっとたくさんいるよ」と言われてハッとしたことがあるそうです。

それからキャリアを重ねるうちに「本当は子供欲しくなかったけど産む選択をしたお母さん」や「どうしても子供に愛情を持てないお母さん」など

たくさんのお母さんに出会って相談に乗ってきて旦那さんの言っていたことを理解したと言っていました。

でも「今までもこれからもそういうお母さんこそ保育士としてサポートしていきたい。なにかあったらたくさん頼って欲しい」と目に涙を浮かべて伝えてくれました。

 

現実を見てきた中で、それでも寄り添ってくれて「サポートしたい」と言ってくれる人もいるんだと強く感じました。

これはすごく心強かったです。今の自分でも良いと肯定されたような気持ちになりました。

こんなのでも話を聞いて懸命に向き合ってくれる人がいる、支えてくれるような人がいるんだ、とすごく勇気をもらえました。

 

正直「子供を持ったら人生終わり」「世界の全てが子供中心になるってつまらなそう」というイメージを持っていました。

だったら外でバリバリ働いた方がよっぽど面白いでしょとも思っていました。

でも目の前で涙まで流して一生懸命語ってくれた女性はとてつもなくカッコいいバリバリのキャリアウーマンでした。

20年以上の保育のキャリアを持つ仕事に情熱を持った素晴らしい方でした。

これのどこがつまらなさそうなんだ?また私はとんでもない偏見を持ってしまっていたんだな!とめちゃくちゃ反省しました。

ただ涙まで流してくれたので「ぁぁぁ…そんなつもりでは…;;;」とオロオロはした(笑)

この経験はすごく良い経験になりました。行って良かった!本当に行って良かった。

 

ここ数日で子育ての不安に対してプラスになる生の声をたくさん聞けました。

それによってポジティブになって「よぅし!この調子で子育て頑張るぞ!」となったというよりかは

「色々な人がいて色々な考えがあるから今のままでも良いんだ。今のままでもなんとかなりそうだぞ」という安心感を貰えたという表現の方がしっくりきます。

 

余談

ちなみに母親学級は最終回だったこともあって何人かとLINEの交換をしました。

助産師さんの「連絡先交換しな〜^^」という圧に負けて、皆ちょこちょこ交換したという雰囲気ではありましたが(笑)

それをキッカケにやっと何人かと少し長めのお喋りをしましたが、いやぁ〜皆あれだね!

保活必死だね!!!

自分もその一人だけど(笑)本当に「共働き当たり前社会」を目の当たりにしました。

死活問題だもんね。そりゃ皆必死になるよね。

「どこの保育園にします?」「どうやって情報集めてます?」「なにか対策してます?」など話題はほぼ保育園関係で持ちきりでした。

私もお話しした方の1人が保活に結構詳しい方で「今のうちから保育コンシェルジュ※さんに相談してみると良いですよ!」との情報を貰いました。早速今月相談に行こうと思っています。

※大体各自治体にいる保育園に関する悩み・相談を受け付けてくれる人

 

すごく情報戦みたいなようなのでこういった情報をくれる方は非常に助かります。

しかもこの方、なんとまだガラケー利用者で「この時代になんて珍しい!この人面白そう」と思ったのでそういう意味でも知り合えて良かったです(笑)

話も合いそうだし、こういう出会いも妊娠しないとなかったので感謝ですね。

まぁ人間関係構築スーパー苦手マンなので積極的に関わりに行く予定はないけど

このまま行くと子供の生まれ月が一緒なので多分またどこかで会うよね。

それぐらいの関係がいい(笑)

 

そんなこんなな9月末でした。

10月は最後のマタニティ旅に行ったり、ぼちぼち予定を立ててるのでその辺もまた更新できたらなと思います。

ではかしこかしこ。

 

 

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