おはようございますしらすです!
先日、子供が産まれる前の最後の夫婦2人旅・マタ旅に行ってきました!
今年の休みは京都に行こうと話してたんですが、妊娠が分かったため体調を考慮して断念。
身重だし、今回は近場でゆっくり旅にしようということで旅先を秩父・小鹿野にしました。
お世話になったのは『宮本家』
300年続く古民家を改築した1日6組限定のこじんまりとしたお宿です。
元力士の方が営んでいる宿で至る所に相撲を感じさせるものがたくさんあるのが特徴です。
囲炉裏を使った昔ながらの田舎料理と、全部で4つの貸切風呂があるのが魅力。
この宿を知ったキッカケは夫婦で好きなドラマ「ソロ活女子のススメ」でした。
ソロ活〜シーズン3の2話の舞台がこちらの宿だったんですよね。
そのときは「わぁ〜恵さんが秩父に来てる〜!」くらいの感想でした。
それから数ヶ月経ち「マタ旅の行く先どうしようかな」と調べてたらなんとこの宮本家、「マタニティプラン」なるものをやっていることを知りました。
結構いいお値段する宿だけど夫婦2人最後の旅だし、妊娠してなかったら京都に行ってたと思うとこっちのがお安いし泊まってみよう!ということで決めました。
(ちなみにドラマで使われた部屋と同じ部屋でした!ヤッタネ)
マタニティプランとはなんぞや
マタニティプランを選ぶと通常15時チェックインのところ余裕をもって14時からチェックインできます。
食事も通常、内容変更は受け付けてませんが食べられないものなどがあれば変更がきくとこのことでした。
私の場合はお造りが出るとのことだったので(本当はめちゃくちゃ食べたいけど)刺身はNGにさせてもらいました。
あと甘いものも好きじゃないのでデザートもカットできたので助かりました。
受付時にはパワースポットの御神木で作られた安産祈願を頂けました。
ありがたいことに色々な人にプレゼントしてもらえてどんどんたまる安産祈願(笑)
部屋内にもノンカフェインティーバッグが置かれていてお茶難民のしらすは大変助かりました。
また、マタニティプラン限定ではありませんが全4箇所の貸切風呂+部屋専用の露天風呂がついています。
私たちはプラン通り14時にチェックインしました。もう1組妊婦の方が夫婦でいらっしゃってましたね。
18時の夕飯前に貸切風呂を制覇したかったので早めにチェックインできたのはすごくありがたかったです。
貸切風呂最高だった
館内には全部で4つの貸切風呂があって入口にかかっている札を「空」から「入浴中」に変えればもう誰も入ってこないプライベート空間になります。
↑は比較的広い力士風呂。(貸切だから浴室の写真だって撮れてしまう!)
中でもテンションが上がったのがいわゆる五右衛門風呂の「大釜風呂」と
客室露天風呂です。
特に客室露天風呂は完全プライベート空間なのでだいぶ寛げました。
夫なんか4〜5回入るぐらい気に入ってました。
部屋で風呂ばっかり入るのでほぼほぼ全裸で過ごしてたんじゃないかあの男…(笑)
残念ながら温泉ではありませんが雰囲気はバッチリでした。
露天風呂付き客室なんて生まれて初めてだったので「うわぁ…リッチなことしてる…」と感動(笑)
季節もかなり秋めいてきたので涼しい風と温かい湯がちょうどいいバランスでした。
夕飯前に食前酒が頂ける「蔵Bar」
18時の夕飯前に一度宿泊客皆が蔵を改造したBarに集められ食前酒・ジュースを頂ける機会があります。
これも「ソロ活〜」のドラマのシーンにあった場所だったので楽しみにしていました。
(もう皆ドラマ面白いから見てくれ!!アマプラで観れるから!!)
宮本家周辺の里山で採れた50種以上の素材を使った果実酒が飲める場所です。
妊婦の人や元々お酒がダメな方もジュースが楽しめます。
私は梅ジュースと、ドラマで恵さんも飲んでいた柚子ジュースを。
夫は柚子酒と、奇をてらってマタタビ酒を飲んでみました。
猫同様興奮作用があって滋養強壮などに良いそうです。
「元気をつけて"また旅"に出られるように」という意味で「マタタビ」なんだと教えてもらいました。
へぇ〜〜〜〜
こういう旅先で得られる新しい知識やウンチクが好きすぎる。「旅に来てる!!」って感じがする。
夫いわく味は泡盛みたいでかなりパンチが効いていたそう。そら猫も発狂するわけよ。
この蔵Barで元力士の当主の方とお話しすることができました。
「ドラマを観て来ました!」と言うと「ドラマキッカケで来て下さるお客様が本当に多いです。北は北海道、南は沖縄まで今までに300組くらいいらして下さいました」と言ってました。
おぉ…さすが全国クラスのドラマ。影響力がすごい。
元々ソロプランはやってなかったけど、ドラマでソロ活を謳ってるんだからと「ソロ旅プラン」も作ったんだそうです。
実際にソロ活女子も結構来たんだとか。ソロで楽しめる場所が増えて同じくソロ活女子の端くれとして凄く嬉しい。
宿の想いをドラマスタッフに理解してもらうために取材に2日かけてもらったそうです。
ドラマ内でも当主役の宇梶さんが宿について想いを語るシーンがあるんですが、それは綿密な取材があってこそなんだなと裏側の話が聞けて面白かったです。
蔵Barの2階には代々このお屋敷にあった骨董品やら何やらが飾られていてこちらも見学自由。
実際に当主がつけられていた化粧回しなどもあって迫力満点でした。
「まるでお宝鑑定団に出てくるやつじゃないか〜!」ってドラマと同じセリフ言って楽しんでました(笑)
相撲は日本の国技でもありとにかく縁起を担ぐ風習があるのでご利益がありそうなもので溢れてました。
効果があるか知らないけどとりあえず安産祈願しといた。無事無痛分娩できますように…🙏笑
食事量がえげつない
蔵Barでのひと時を終えるとお待ちかねの食事タイムです。
元力士の宿ということでここの自慢はちゃんこ鍋。
他にも里山の野菜をふんだんに使った料理や囲炉裏で焼いた鮎の塩焼きなどが楽しめました。
でね、ここでもし今後ここに泊まりたいという人がいたらひとつだけ全力で注意したい。
食事量がまじでえげつないです。
これ当日のお品書き。
「本日のお造り」はローストビーフに変更して下さいました。
写真の小さな釜内の釜飯に加えて、右にあるしっかりサイズのちゃんこ鍋。
そしてここからローストビーフ、茶碗蒸し、鮎1匹、野菜の焼き物数品、極め付けは野菜の煮物が出ます。
私たちは元々ナシにしてましたが通常なら最後にデザート3品盛が出ます。
ごめんなさい無理でした。
普段2人で1日5合は米食べるくらいの大食い夫婦ですがどちらも1〜2品残してしまいました。
ちゃんこ鍋も全部食べたかったのに完食には至らず。
本当に美味しいんですよ。本当に優しいお味でどれも美味しくて絶品でした。
ただいかんせん量が…量が…(笑)
出された食事を残すなんてそんな失礼なこととても出来ないししたくない、と夫婦2人健闘しましたが見事敗北。
途中から完全にフードファイトでした。戦いだった。夫の目が血走ってた(笑)
お腹パンパンながら動かない箸をなんとか伸ばし、少し終わりが見えてきたと希望が見えた瞬間仲居さんが次の料理を持って来て完全に心折れました(笑)
もう夫ちょっと笑ってたもんな。まだ来るんだ…!?(混乱)って感じだった。
どうにかしたくて「すみません。美味しいんですがどうしても食べきれなくて…持って帰ることとかできませんよね?;;」と聞いたら出来ないとのことでした。辛すぎワロタ
泣く泣く食事を残して部屋に帰る頃には夫婦2人とも満身創痍で布団に倒れこみ動けない状態になりました。
もはや夫なんて明日のジョーみたいになってたよ。灰になってた(笑)
大食い2人でこの有様なので普通の人はおそらく絶対食べきれないと思います。
口コミにも「食べきれなかった」と多数書いてありました。
調べると元力士の宿ということで「お客様にお腹いっぱい食べてもらいたい」という当主の想いが込められているそうです。
よくよく見ると「少食プラン」というのもあったそうで、そっちにすれば良かったと後悔しました。
(まぁ少食プランでもかなりの量って書いてる人も結構いたけど…)
あと食べきれなかった人で釜飯をおにぎりにしてもらって翌朝食べたという口コミもあって
「なにその裏技ー!?先に知りたかったー!!」となりました。
少食プランのことも目立つところには書いてなかったし、おにぎりにできることなども事前に教えてもらえると良かったなと思います。
せっかく良いお宿に来て美味しいご飯を食べたのに、罪悪感に苛まれて最後灰になるのは避けたかったかな…(笑)
ちなみに朝食は食べきれましたが、それでも普通のお宿に比べるとかなりのボリュームかと思います。味は美味しい!
ただひとつ驚いたのが、お宿の料理はボリュームこそ満点でしたがほぼ野菜の健康料理でした。
だからなのかお腹パンパンで苦しいことには苦しいんですが、胃もたれ感はなくて決して気持ち悪くはなかったんですよね。
また💩の話になっちゃうけど快便体質の夫は夕飯後何回行くの?ってくらいトイレに行ってたし、
便秘妊婦の私も(本当汚い話で申し訳ないが)今までに見たことないくらいの💩が出て驚嘆しました。
腸の中の悪いもの全部排出してくれた感があって苦しかったけど最終的にお腹の中がスッキリしました。
いや本当、野菜に関しては食べ過ぎて悪いことはないんだなって実感しました。
普段の食事でこれほどまでの野菜を摂るのはかなり難しいけど、もっと頑張れば体はちゃんと結果出してくれるんだーって改めて思いました。
もっと日頃の食事頑張ろ…共働き難しいよ…でも頑張りたくなるくらいの経験でした。
総評かつ個人の感想
プライベート空間が重視されていて良いお宿でした。
うまく散らしてるのか他の宿泊客と出くわすこともほとんどなかったので宿全体を貸し切れたかのような気持ちになれます。
今も人気が高くて予約が取りにくい宿だけどコロナ禍はその特徴からさぞ人気だったみたいです。
現在妊娠中で他に気を使わずとにかくゆっくりしたい要望は十分叶えられました。
逆に言えば宿自体がすごくこじんまりとしてて狭く、宿周辺の観光地もない田舎なので色々散策して周りたいなというには物足りないかなと思います。
とにかく宿から出ずゆっくりしたい人向けという感じでした。
元々が古民家で段差なども多く安全面から子供の宿泊も0歳までとしているそうです。
宿内を子供が走り回るみたいな事案も起こらないので静かで良かったです。
まさに大人向け・夫婦向けの宿だなという印象でした。(食事量だけを除けば笑)
まだ子供がいない今だからこそ行けた宿だったと思うのでチョイスして良かったです。
でも0歳まではOKなので子連れのお客さんにとっても貸切風呂はかなりありがたいだろうなと感じました。
1日6組限定と小規模なため各所掃除も行き届いて、安心してお風呂や食事も楽しめました。
個人の感想としては、元々こんな立派な「THE宿!」という宿に泊まった経験が皆無なので単純に新鮮でした。
独身時代は一人旅が趣味だったんですが、そのほとんどがゲストハウス泊でした。
リュック1つで万札1~2枚だけ握りしめて夜行バスに飛び乗る旅ばかりやってました。
ゲストハウスで出会った旅人たちとの交流がメインだったので「宿にお金をかける」という発想が今も昔も全くないんですよね。
結婚してもその感覚は変わらず、夫との旅行だと大半は車中泊かキャンプです。
新婚旅行も富士山周辺キャンプ連泊+ゲストハウス泊だったくらい。
おもてなしされた食事を頂くというよりは、毎回旅先のスーパーで調達して自炊するのが当たり前。
去年夫婦熊本旅行に行ったときもBokking.comでアパート1部屋借りて自炊したり洗濯干したり。
なんていうかもうそっちの方が性に合ってるんですよね(笑)
何かをしてもらうために旅に行くというより、能動的に旅に行く方が好き。
ただ今は妊娠中でそんなこともなかなか出来ないので趣向を変えて「完全におもてなしされる旅」に行きましたが、
うんやっぱり出産して体力回復したら能動的な旅がしたい!と思いました(笑)
これはもう性分!どっちが良い悪いじゃなくてね。今回の旅ももちろん良かったけどね。
やっぱりその辺で買ったウインナーを焚き火で焼いて、せっまい車内に寝袋敷いて、道の駅の冷たい水で顔洗うような旅が早くまたやりたい。
子供が産まれて落ち着いたらいつか家族3人でまずは近場のゲストハウスに泊まりたいです。
ゲストハウスオタクだから行きたいところはいっぱいあるんや!!
子供がついてきてくれるかは知らん(笑)
今回は久々にとても贅沢できたマタニティ旅でした!たまにはこんな贅沢もいいですね。
今はまだあまり実感が湧いてないけど、子供が産まれてワチャワチャしだしたら
きっとこの日のことをすごく特別で貴重な日だったと思い出すんだろうなぁ。
そういう意味では最適な宿に泊まれて良かったです。おすすめですよ!
ではでは今回は長めに書いてしまいましたがこの辺で。
最後に帰り道に寄った両神ダリア園の写真を添えておきます。
かしこかしこ。
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