向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

付き添い入院はしない

どうもしらすです。

ついに来週、子の口唇縫合の手術・入院があります。

先日入院前最後の受診に行ってきました!

 

入院は10日間。手術は全身麻酔で約3時間ほどかかるそうです。

唇の手術なこともあって最初の6日間は胃に直接ミルクを注ぐ経管栄養。

以降状況を見て哺乳瓶でのミルクがOKになるみたいです。

退院前日にまた麻酔をかけて抜糸し、問題がなければ翌日退院の予定です。

 

一般的には親も付き添い入院のところが多いみたいですが、うちの病院の場合は預かりです。

朝9時〜夜9時まで面会可能で、夜は夜勤の看護師さん対応になるそうです。

その間、私たち夫婦はどうするかというと夫が入院から最初の4日間有休を取ったので

病院近くにある入院中の子供の家族のための滞在施設「マクドナルドハウス」に泊まってお見舞いに通い、それ以降私は自宅から通いで毎日面会に行く予定です。

 

今通っている病院は自宅から遠いんですが、大きい病院ですし「口唇口蓋裂専門チーム」があって連携した医療が整っています。

通い始めてしばらく経ちますが、施設は綺麗だし待ち時間もほぼないし先生たちも皆良い人で悪いところが浮かばないくらい良い病院です。

家から近い大学病院と悩んだけど今となっては遠くてもここにして本当に良かったと思ってます。

 

ついに口唇縫合手術

まだ目もまともに見えてないような生後2週間の初診のときから決まっていた手術日がついに近付いてきました。

この世に産まれてたった3ヶ月弱でいきなり全然知らない部屋に連れて行かれて、全身麻酔の手術を受けることになる息子。

鎮痛剤は投与してもらえますが先人達の話を聞くとどうも術後2日くらいはやっぱり口元が痛いみたいです。

そして口元には触れられないよう抑制筒という肘の動きを制限する筒をつけるようです。

そして夜中は看護師さんはいれど私や夫(両親)はいないのでいくら呼んでも会うことはできない。

そんな日々が10日間も続く。…そんなの大人でも参っちゃいますよね。

想像するだけでこっちの胸もギューッとなります。

 

手術自体は経験豊富で信頼ある先生が執刀するので正直そこまで心配していないんですが、息子のメンタル面を思うと不安でいっぱいです。

特に最近指しゃぶりで精神保ってるようなもんだから、伝家の宝刀「指しゃぶり」を封印されたらどうなるのかめっちゃ不安(笑)

ですが親の私たちは無事手術が終わるのを祈ることと、応援してあげることと、手術が終わったら息子に「よく頑張ったね」とめいっぱい褒めてあげることくらいしかできません。

一応退院後も夫が1週間有休を取って(事実上のこれが育休)2人でめいっぱい息子のメンタルサポートをする予定です。

 

正直預かり入院は助かった

付き添い入院ではなく預かりだという説明を受けた後、お医者さんにも入院サポートセンターの人にも「この機にお母さんゆっくり休んでください」と言われました。

そして私も「マジでそうさせてもらう」と天を仰いだよね。

お医者さんいわくこの病院では年間40〜50人の口唇口蓋裂の手術を行うそうですが、その中で「どうしても付き添いたい!」と言う親御さんは1~2組程度だそうです。

いざ付き添いしてもやっぱりしんどくて途中で諦める方もいると聞きました。

 

そりゃ子を想えば24時間寄り添ってあげるのが理想だとは思います。

病院の意向がそうなのであれば付き添いした方がいいとは思うけど、でも預かってくれるならそこは病院にお願いして私は私自身の心身を休めようって思いました。

やっぱり子を気にせず8時間睡眠をまとまった日数取れる機会というのはでかいです。

だから「冷たい親」と言われればそれまでだけど私はここで無理してまで献身的にはどうしてもなれなかったです。

まぁまだ子が生後3ヶ月というよく分かってない月齢だからというのは大いにあるけど。

 

やっぱり向いてないから育児辛い

子の首も坐り、育児自体も始めの頃に比べればだいぶ落ち着いてきたもののやっぱり私にとってはしんどいもんはしんどいし、つらいもんはつらいです。

心から「育児楽しい〜!!」って思ったことおそらくまだ一度もない。

子の笑顔に癒されるときもありますが総じて「やっぱ向いてない。一回何もかも放り出して休みたい。」って毎日毎日思う。

子育て支援センターに行っても何をしても「やっぱり自分だけ子に対する感情が薄いな」っていう違和感をすごく感じるし。

出産以降怒涛のように始まった育児はなんだかずっと自転車のタイヤがパンクしたまま走り続けてるような気分でした。

どこかで一度停まってタイヤの空気を満タンにしたいけどそんなことずーっとできないままここまで来た感覚があります。

だからこそ良くも悪くも子供から距離を置ける「入院」という機会に一度立ち止まって本気で休んで自分の心のタイヤの空気を満タンにしたいと思ってます。

ゆっくりしっかりご飯を食べて、

ゆっくりしっかりお風呂に入って、

ゆっくりしっかり寝る。

今となってはそんな当たり前のことが出来ないのが当たり前になってしまったけど。

勿論毎日面会には行くけどそれ以外は「当たり前の生活を当たり前にできること」に注力しようと思います。

美味しいものも食べるつもりだし、短時間だけ友人とも会う予定です。

夫婦でゆっくり話をする時間も設けたいなと思ってます。それすらももうずっとできてないから。

ちゃんと自転車に空気を入れて今後も快適に子供とニケツするために私にはその時間が必要。

 

罪悪感はある

SNSを見ると24時間がっつり子に付き添って常に子供を第一に考えて入院・手術に臨まれるお母様方をたくさん見ます。

ネットで色々見ても「特別な事情もないのに付き添いしないなんて愛情の薄い母親」なんていう意見がほとんどです。

いくら育児しんどいとはいえ一番しんどいのはそんな低月齢で入院・手術することになる息子なのには違いありません。

夜中も不安だろうから私(母親)が近くにいた方がいいのも理屈では分かります。

でも私の場合は一度立ち止まってまとまって休まないとそれこそどこかで子供にも良くないことをしそうなのでそこは割り切って考えるようにしました。

どこまでいっても薄情な人間だなぁって落ち込むこともあります。

 

人間十人十色ですから「我が子のためならどんなに自分が辛くしんどい目に遭っても大丈夫。頑張れる」と思える人がいる一方、そうじゃない人も必ず存在します。

親として良い悪いのジャッジの前に事実として必ず存在します。

私は自分が「そうじゃない側の人間」だっていう強い自覚があります。

「無理をしてでも頑張る」ということが本当にできない。

やっぱり子供なんて作るべき人間じゃなかったんだろうなぁ。

 

「母親」だからこう考えるのだろうか?

「父親」だったらここまで深刻に考えてなかったんだろうか?

罪悪感やら申し訳なさやら色々脳内でグルグルしてますが、それでも今回は「自己の休養」を取ろうと思います。

(まぁ子供の様子に応じては付き添いに切り替えるつもりではいるけど)

まぁそれよりなによりまずは手術の成功を祈ることですね。頑張れ息子よ!

 

今日はちょっと暗め。

ではではかしこかしこ。

 

 

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