向いてないけど、母になりました。

ことごとく育児に向いてない30代女の日々奮闘記

少し前向きになれた話

こんにちはしらすです。

相変わらず隙を見てちょこちょこブログを書いているので時系列が曖昧です。

前回のゲロ病み記事もリアルタイムだと1ヶ月くらい前の話になります。

そこからもまた毎日毎日怒涛の育児を経て、少し気持ちが変わってきた出来事もありました。

 

上手くいかない寝かしつけ

相変わらず日中寝ない息子。

結局ほとんど抱っこして両手が使えないのでテレビでYoutube見るくらいしか日中私にできることがありません。

そこで「生後1ヶ月のルーチン動画」や「寝かしつけテクニック動画」などを見漁る日々。

そこから動画にあるような寝かしつけ方法を何度もトライしてみました。

 

寝てくれ

寝てくれ

早く寝て私に自由時間をくれ

仮眠の時間をくれ

って願いながら。

 

でも全然寝ないんですよね。

よくて10〜20分の昼寝しかしてくれず、結局そのあとはほぼギャン泣き。

そして私もだんだんイライラ。

 

寝かしつけ動画でも「お母さんのイライラは赤ちゃんにも伝わって余計ぐずってしまいます」と言われていて、あぁまさしく"それ"なんだろうなと思いました。

そのときはそれすらもプレッシャーでストレスでした。

心の中で思うことすら制限されなきゃいけないのか。内心すら自由がないのか。

全てを目の前の子供に見透かされてるようでそれすらも息苦しかったです。

 

妊娠中から「赤ちゃんはちゃんともう色々聞いて理解してるんだよ」と言われてましたが

言葉も返せないし、大人になったら赤ちゃんの時のことなんか覚えてないし、聞いてたところでさほど意味がある時期でもないでしょと思ってました。

だから話しかけることも億劫で、そういった語りかけすらも全然やっていませんでした。

今にして思えば息子が感じてた「私と2人きりの家の空気」は最悪だったと思います。

 

変わったキッカケは『語りかけ』

毎日毎日あまりにも泣くから、ある日手法を変えてみることにしました。

それが「とにかく話しかけまくる」ことでした。

「ねんねだよ〜」みたいな赤ちゃん言葉は苦手すぎて無理だったので

対大人同士の会話のようなニュアンスで話しかけてみることにしました。

「さぁもう寝る時間だよ〜!私も昼寝したいからさ、ちょっと寝てもらっていい?持ちつ持たれつの関係でいこう〜?」

「今日はあと○mlミルク飲むのがノルマだからね〜。営業の人も皆ノルマ抱えてるから赤子のあなたもノルマ抱えんのよ。大変だねぇ〜」とか。

ニュースを見ながら「この事件についてさ、君はどう思う?」とか話しかけたりもしてました(笑)

その流れで

「私今からご飯食べるからちょっと待っててもらっていい?そのあとご所望なら抱っこするからさ」

「トイレ行くからまぁとりあえずそこで横になってなよ」みたいにこちらの意思を提示した語りかけも頻繁にするようになりました。

 

そしたら明らかにギャン泣きする回数が減りました。

じーっと私を見つめて、本当にご飯が終わるのを待っているみたいな感じでした。

 

え?本当に言葉通じてるの?マジで?と意外でした。

「赤ちゃんだって人間なんだからそりゃ通じるでしょ!」ってつっこまれそうですが

私の中ではまだ「言葉も喋らない何考えてるかもわからない得体の知れない生き物」という認識の枠を出てなかったので

すごい。本当にちゃんと伝わってるんだ。って目から鱗でした。

(本当人間に対する情がなさすぎる…)

 

そこからたくさんたくさん話しかけて、たくさん抱きしめてあげるようにしてみました。

余裕がなさすぎて、まだ本当の意味で気持ちを込めてあげられてないけど

それでも「大好きだよ〜」「○○のことが大事だよ〜」と声もかけるようにしました。

そしたら「あー!」とか「うー!」とかレスポンスしてくれる回数も増えるようになっていきました。

寝かしつけもただただ動画の通り作業としてやるのではなく、たくさん声をかけて何回も何回も顔を撫でてあげてみました。

そしたら安心したのか驚くことにスッと寝てくれたんですよね。

今までこんなスムーズに寝たことなんかないのに。びっくりしました。

それと同時に、情緒がぶっ壊れてるしらすはまた涙がドバドバ止まらなくなりました。

 

息子はちゃんと分かってた

今まで淡々と義務感のみで接してきてたので、さぞ息子は不安だったろうなと思います。

こっちの睡眠時間が足りなさすぎて泣いてても放置することも度々ありました。

どうせわかりゃしないと思って息子の聞こえるところで「もう無理。嫌だ。こんなことしたくない」と漏らしたことも何度もありました。

夫には「聞こえるからやめな」と言われてたけど、そうでもしないとあのときはこっちの精神が保たなかったんですよね。

わかりゃしないと思ってたけど、きっと息子には全部伝わっていただろうし全部聞こえてたんだろうな。

 

なのに、こんなどうしようもない私なんかの声と手の温もりで息子は安心して寝るんだな…。

そう実感したらやっぱり申し訳なさとか自己嫌悪で泣けてきました。本当泣いてばっか(笑)

と、同時に「愛しい」ってこういう感情か…?って少し実感したような気もしました。

本当に根本的母性がなくて自分でも驚くよ。心の中で謝ってばかり。

 

今まではとりあえず死なないためのお世話と発達促進のためにあれしなきゃこれしなきゃ、と全てを義務感で捉えてました。

でも本当はそんなことどうでもよくてまずは私が機嫌良くたくさん話しかけて、たくさん触ってあげればそれだけで十分なのかなと思えてきました。

きっと息子が今一番欲してるのはそんなシンプルなものなのかもしれない。


体型も心のゆとりも役職も自由も何もかも戻ってないけど、なんか少しだけ前向きになれたような出来事でした。

まぁだからといってね、毎回撫でただけで寝るかって言ったら全然そんなことないし(笑)

いまだに絶賛睡眠不足ですけど以前よりだいぶ子育てがスムーズに行く機会が増えたような気がします。

息子と積極的に関わってスキンシップを取る時間も少しずつ増えてきました。

 

渦中にいる間はこのしんどい日々が一生続くって思いがちなんですけど、少しずつでも成長していってるんですよね、お互い。

大人だけだったらあっという間に過ぎてしまう1ヶ月ですけど、子供と共に本当密度の濃い生後1ヶ月目を過ごさせてもらいました。

生後2ヶ月目もぼちぼち頑張ります。

あ〜そろそろ予防接種に向けて動かなきゃ〜〜

ではかしこかしこ。

 

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